研究課題
基盤研究(C)
本研究は、選挙区の画定において考慮できる要素と考慮できない要素の範囲、その根拠について、比較憲法的な検討を行うものである。具体的には、選挙制度の設計において選挙区画定が重要な役割を果たしている日本、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア等を取り上げ、各国における選挙区画定の実態と、その憲法上の評価を明らかにする。さらに、各国比較を通じて、日本の選挙区画定の特徴を明らかにし、最終的には、当該主題に関する日本国憲法の解釈に対する示唆を導くことを試みる。