フランスにおける「公序」と宗教的自由との関係性の変容過程に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25K04766
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分05020:公法学関連
• 研究機関: 桃山学院大学
• 研究代表者: 橋本 一雄 桃山学院大学, 法学部, 准教授 (30455084)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 宗教的自由 / 公序 / 多文化共生 / 教育行財政

研究開始時の研究の概要

本研究は、フランスにおける宗教的マイノリティの宗教的自由が「公序」の概念との関係においてどのように保障されうるのかを理論的かつ実証的に明らかにするための研究である。
とりわけ、本研究では、2010年のいわゆるブルカ禁止法施行以降の状況に焦点をあて、「公序」の概念が宗教的マイノリティに対する宗教的自由の保障にいかなる影響を与えているのかを分析する。
本研究を通じて、宗教的自由に関連する法令の制定過程で再定義された「公序」の概念と宗教的自由の保障との関係性を分析し、比較法的観点から、日本の信教の自由と公共の福祉の関係性について新たな示唆を得ることが本研究の目的である。