統治機構論とデオントロジー：職務遂行ルールの憲法学的検討

• 研究課題/領域番号: 25K04767
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分05020:公法学関連
• 研究機関: 関西学院大学
• 研究代表者: 井上 武史 関西学院大学, 法学部, 教授 (40432405)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 憲法学 / 公法学 / 職務倫理 / 大学 / 公務員

研究開始時の研究の概要

本研究は、統治機構論の対象には、組織規範と権限規範に加えて、公職者の職務遂行ルール（行為規範）が含まれるべきという立場から、フランスのデオントロジー論を参照しつつ、その具体的な内実を明らかにすることを目的とする。デオントロジーが医師などの専門職に固有の職務や活動に即して確立してきたように、公職者のデオントロジーも職務に応じて異なっている。具体的には、フランスでの議論状況に照らし、①公選職・任命職（政治家）、②裁判所構成員、③行政公務員、④大学教員の4つの職務を取り上げて検討する。