研究課題
基盤研究(C)
近年、国連がSDGs(持続可能な発展目標)を設定したことなどを受け、サステナビリティ(持続可能性)と競争の問題が活発に議論されている。企業の共同の取組をも積極的に活用しようとする議論は、競争法との緊張関係(抵触)をもたらし得る。本研究は、①脱炭素、②人権DD(人権デュー・ディリジェンス)、③人口減少、及び④経済安全保障という喫緊の具体的な論点を検討し、我が国はサステナビリティと競争の問題に対してどのようなスタンスで臨むべきかの基本的視座を提示するとともに、国内外において競争法の目的や存在意義に関する議論を深化させることを目指す。