研究課題
基盤研究(C)
投資運用におけるAIの活用は,既存のビジネスモデルや投資プロセスに大きな変化をもたらす可能性があるが、相対的に見ればあまり活用されていないとされる。その背景には,投資運用におけるAIの利用において,データの整合性やバイアスの問題、金融証券市場へのシステミックな影響など、さまざまな潜在的リスクの存在がある。本研究では,諸外国の研究から示唆を得ながら、理論面,実践面,文化と社会という3つのアプローチから,説明可能性や利益相反の問題に焦点を当て、金融サービス業においてAIを適切に利用するための倫理原則を探求していく。