研究課題
基盤研究(C)
本研究は、2010年代以降の官邸主導体制の下で、自民党・公明党という連立与党が外交安保政策形成において果たす役割と、その行動が首相のリーダーシップによっていかに変化したかを明らかにすることを目的とする。そのために、2012年12月から2023年9月までに行われた、自民党と公明党の政策関連会議を分析し、安倍内閣と岸田内閣の外交安保戦略の決定過程を追跡し、比較する。以上の作業を通じて、与党の政策関与の実態を解明し、議院内閣制における政策決定の理解に資する。