研究課題
基盤研究(C)
公共部門をスリム化しその活動を効率化することにより、公共部門内外での規則化がより進むというルール形成をめぐるパラドックス現象は、申請者のこれまでの国際共同研究を通じて確認してきたひとつの知見ではあるものの、その国別・政策領域別メカニズムの解明には、引き続きの研究蓄積を必要としている。そこで本研究は、現代の公共ガバナンス改革を素材としつつ、公共部門の効率化をめぐるルール増殖メカニズムとその多様な逆機能の実態を、国際比較の視点を踏まえつつ実証的に解明する。