反体制運動から与党へ：マレーシアの人民公正党(PKR)の党組織制度化に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25K04934
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分06010:政治学関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 伊賀 司 名古屋大学, アジアサテライトキャンパス学院(国際開発), 特任准教授 (00608185)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2029年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2028年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 制度化 / 反体制運動 / 政党 / マレーシア / 人民公正党(PKR)

研究開始時の研究の概要

新興国の運動や政党を対象とする研究では、発展過程で組織内に起こる制度やアクターの影響力の変化を動態的に解明する政党組織論的分析は不足している。
この先行研究の偏りを解消すべく、本研究はマレーシアの人民公正党(PKR)を事例に、新興国で反体制運動から与党となった組織の発展過程を政党組織論的に解明する。具体的には、パーネビアンコの政党の制度化の概念を指針とし、運動としてのPKRの発生から与党化までの約20年間の党組織の集権性や自律性の変化を明らかにする。