研究課題
基盤研究(C)
2021年にアフガニスタンで生じたターリバーンの復権は、当地域で存在感を増す中国のアフガニスタン政策に再考を迫っている。そこで本研究課題は、従来の中国-中央アジア関係、ならびに中国-アフガニスタン関係をめぐる研究には欠如していた2つの視点、すなわち①「広域中央アジア(Greater Central Asia:GCA)」および②「グローカリティ(glocality)」という概念からなる理論的枠組を用いて、中国のアフガニスタン政策を分析し、その将来のシナリオを描くことを目的とする。