研究課題
基盤研究(C)
現下、ミャンマーで武力紛争が終息する気配はない。紛争に多くの武装勢力が関与し、それぞれの利害が異なるなかで、軍への抵抗のための連携が生まれている。なぜどのように軍事クーデターが内戦へとエスカレートしたのか。また、今後の展開にはどういった可能性があるのか。この問題関心のもとで、ミャンマーで軍事クーデターとその後の市民の抵抗が武力衝突にエスカレートした原因を定量的、定質的に明らかにすることが本課題の目的である。さらに今後の戦況について複数のシナリオを作成する。この目的のために国際的な共同研究を行う。ミャンマーと米国に在住する研究者2名(軍事研究の専門家、データ分析の専門家)を研究協力者とする。