研究課題
基盤研究(C)
本研究の問いは、個人や属性別の経済厚生およびその格差を「より正確に反映した指標」はどのように作成可能だろうか?というものである。家計消費を分析対象とする場合、①従来の統計調査が抱える制約(家計が金銭的支出をともなわない消費をどのように計測するか)、あるいは、②どのような価格指数で経済変数を実質化するべきか(年齢、所得、居住地域といった世帯属性により、直面するインフレ率が異なることを反映すべきか)、という課題に直面する。本研究は、これらの課題に取り組む。