研究課題
基盤研究(C)
近年、空港経営において、世界の大規模空港の目指す一つのモデルとして「空港都市(エアポートシティ)」の概念が非常に注目されているが、学術的研究が十分に行われているとは言い難い。「空港都市」とは、空港内外に、商業施設、病院、コンベンションセンター等が集積し、一つの都市のようになる状態のことである。本研究では、「空港都市」の理論モデルを構築し、「空港都市」は経済学的観点でどのような意味を持つのかを、空港の便利さがもたらす「ロケーショナルレント」と空港が独占企業であることがもたらす「モノポリーレント」の違いも考慮して、理論的・実証的に解明する。