研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、わが国の労働市場政策に関する政策的示唆を得ることを目的として、マクロモデルを用いた定量分析を行う。主に2つの論文を想定しており、1本目では、解雇規制が人的資本蓄積や労働市場の流動性に与える影響の分析を行い、望ましい解雇規制のあり方に関して、政策的な示唆を得ることを目的とする。2本目では、非正規雇用の自由化について、①労働者のキャリア形成や人的資本形成を阻害する、②企業の柔軟な雇用調整を可能にする、というトレードオフに着目し、非正規雇用の自由化の是非に関して、政策的な観点からの示唆を得ることを目的とする。