研究課題
基盤研究(C)
本研究は、日本のデータを用いて、定年延長が親の介護および親の健康への影響、特にその因果関係を明らかにするものである。具体的には、(1)子世代の定年延長が親世代の介護に与える因果効果およびその異質性を検証し、(2)子世代の定年延長が親世代の健康に与える因果効果およびそのメカニズムを解明し、(3)親の介護や親の健康への影響を考慮した場合、定年延長政策の経済厚生効果はどのようなものかを明らかにする。これによってより適切な政策提言へと展開することが本研究の目的である。