研究課題
基盤研究(C)
金融市場とマクロ経済は密接に関連しており、金融市場の不安定性やリスク波及効果は実体経済に大きな影響を及ぼすことが知られている。金融市場の不安定性やリスクが高まると、消費者の支出や企業の投資を減少させ、景気後退のリスクが高まる傾向が見られる。金融市場と実体経済の相互作用を理解することで、経済モデルの発展に貢献し、より正確な経済予測が可能になる。また中央銀行や政府の金融市場のリスク管理政策を強化し、実体経済の安定性を維持することも可能になる。本研究では、Giglio et al. (JFE2016)を参考に、混合データサンプリングアプローチを用いて金融市場間のリスク波及効果を異なる頻度で計算する。