研究課題
基盤研究(C)
全体の研究計画は次の通りである。初年度は、事業系の食品ロスの一因とされる日本国内の慣習「3分の1ルール」の生成プロセスと変容プロセスを整理する。その上で、各国の食品ロス施策を概観しつつ、食品ロスの解決をミッションとするスタートアップスの世界的な動向について整理する。2年目・3年目においては、国内外の企業・スタートアップスに注目しながら、それらが生み出すビジネスモデルやソーシャル・イノベーションにより、消費者等のステイクホルダーの食品ロスに対する認識や態度がどのように変容しているかを明らかにする。最終年度では、日本と諸外国の食品ロス施策の取り組みを比較検討することで、我が国の課題と方策を示す。