研究開始時の研究の概要 |
消費者行動は(a)消費行動、(b)購買行動、(c)買物行動(買物場所の選択)、(d)使用行動(消費・使用方法の決定、保管・廃棄・リサイクルの決定)に分けられる。特に、マーケティングと関係した消費者行動研究では(b)と(c)に注目し、他の部分は所与とされることが多い。本研究では、消費者行動の(a), (b), (c)の各パートの統合的理解を目指した理論および実証研究を行う。予算制約・時間制約を明示的に考慮して(b)(c)を長いスパンの(a)と統合した理論枠組を構築し、その枠組を踏まえて再現性を担保した実証研究を行うために必要な事項を整理し、制約条件を課した離散選択実験に基づく実証研究を行う。
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