研究課題
基盤研究(C)
本研究では、IFRSの新設・改廃の過程(検討を行う会議)において各法域の代表者が当該法域で発生すると予想される「コンフリクト」(意見・価値観の対立、資本市場の未発達や会計教育の欠如に代表される関連諸制度との軋轢など)を想定して発言するという仮定のもと、会計基準アドバイサリー・フォーラム(以下、ASAF会議)における各法域の発言(音声記録)から上述の「コンフリクト」を析出し、さらに比較会計研究における分類・類型化と本研究による分類・類型化とを類似性分析によって比較し、会計基準と環境要因との密接な関係が現在も存在していることを検証する。