研究課題
基盤研究(C)
近年,複数人でリアルタイムに協同するオンラインゲームにおけるコミュニケーションの効果が注目されつつあるが,はたしてその効果は現実世界にまで波及するものであろうか。本研究は,社会学と心理学の領域を横断しながら,量的・質的の2側面から混合研究法を行い,オンラインゲームでの集団活動経験が現実世界に及ぼす影響を検討する。第1に,モデルを補強・修正するような質的データを獲得し,量的分析の結果を正しく解釈する。第2に,質的データを踏まえた上で,量的検討を進展させ,現行のパネル調査を継続し,ソーシャルスキルの波及効果の個人差要因を明らかにする。