研究課題
基盤研究(C)
おいしい果物を作るには、栽培時に摘果作業(未熟なうちに間引く作業)が不可欠であり、この作業により非常に多くの未熟な果実が摘み取られる。そして、摘果果実のほとんどは活用されることなく廃棄されており、未利用資源となっている。近年、これらの摘果果実に注目した機能性研究が実施されているものの、含まれる成分を詳細に明らかにしている例は少なく、有効活用に至っていないのが現状である。そこで本研究では、様々な摘果果実の機能性を評価するとともに、含まれる機能性物質をできる限り微量物質まで明らかにする。さらに、摘果果実を発酵させることで、もともと含まれている物質をより高機能な物質へと変換することを試みる。