研究課題
基盤研究(C)
果皮や種子,果芯などの果実の廃棄部位には,色素成分やポリフェノール,食物繊維などの機能性成分が豊富に含まれることが多く,うまく活用すれば廃棄物低減とヒトへの健康有益性を両立させることが可能と考えられる。本研究は,ワイン加工副産物,カリンや渋柿などのプロアントシアニジンに富む果実を対象に,微細化処理技術を使用し,廃棄部位の活用や廃棄部位を含めた果実の丸ごと利用を可能とする加工法を検討し,成分変化や機能性への影響を調べつつ,その優位性を見出そうとするものである。