研究課題
基盤研究(C)
本研究は、移民社会ドイツの教師教育におけるインターセクショナリティに着目し、移民背景のある教師や教師志望者が自身の交差性(移民背景、宗教、ジェンダー、セクシュアリティ等)を意識化し、他の差異(自分とは異なる属性)の交差へと視点を拡張しうる教師教育の試みの内実を解明しようとするものである。多様性の尊重と社会的包摂は日本においても重要な課題である。これらに資する公正な教育を実現するための教師教育はいかにあるべきか。本研究は、ドイツにおける議論や実践を参照し、これについて検討する。