研究課題
基盤研究(C)
教育におけるデータ活用は、昨今求められつつある新たな政策課題である。本研究の核心となる問いは、「教師の専門性を進化(深化)させるようなデータ活用を実践するために必要なデータリテラシーとはどういうものか」である。さらに本研究ではその概念化の上に、データリテラシー習得のための研修プログラムを開発し、申請者が学校現場にデータコーチとして臨床的に関わり、研修や助言など必要な支援を行う。臨床的関わりの中では、諸外国での研究から得た理論的枠組をもとに全体を通観しながらデータ活用の実態を調査分析し、同時にそこで得られる経験的知見を踏まえ、理論的枠組が我が国の文化に適応的なものになるよう再構築を試みる。