研究課題
基盤研究(C)
高校通信制課程では、自学自習型、全日型、選択型の通学形態が設置され、困難を抱える、あるいは高い目的意識や学力向上、専門教育の学びに積極的な意欲を持つ等、多様で異なる生徒の教育要求に応じている。それらの生徒が学校で「共存」する状況は、学校間格差解消の解の一つとして、相互理解による共生社会を目指すセーフティネットとしての意義も大きい。本研究では、全日型・選択型・自学自習型等の通学形態、一斉授業・個別指導・体験等の学習形態、高校教育の枠にとどまらない幅広い専門教育の教育課程等を設置する通信制に焦点をあて、多種な学習形態、教育課程等の展開とその条件、運用方法などから特質と課題を明らかにする。