研究課題
基盤研究(C)
残念ながら、沖縄は教職員の病休率が特に高い地域として知られている。文科省(2024)によると、沖縄の教職員の精神疾患による病気休職率(以下、病休率)は、全国平均0.77%のところその約2倍の1.69%と大きく上回っており、17年連続で全国ワースト1位となっている。そしてこの問題には、沖縄の学校が抱える厳しい労働環境が大きく関連していると思われる。厳しい教育現場の労働環境が、教職員の精神疾患のリスクを高め、病休率を高めているものと推察される。そこで本研究では収集されたデータの分析に基づき、教職員の病休率を高める要因について明らかにするとともに、この問題の解決策について提示する。