研究課題
基盤研究(C)
本研究では、「こども基本法」の施行に基づく「能力」理解の変更を伴う学びの保障を検討する。具体的には、第一に、複数の支援団体へのインタビュー調査を通して、「こども基本法」による制度変更のインパクトを、それまでの支援の枠組みや支援の限定性との関係から検討する。第二に、「当事者研究」の手法を用いて、移民第二世代が経験を、「能力関係論」の観点で描き出す。これらの作業を通して、制度的排除と「能力」理解による排除のもとにあった外国ルーツの子どもに対して、かれらの特別なニーズに対応できる日本の教育システム構築の可能性を探る。