研究課題
基盤研究(C)
日本での教育経験は、ブラジルに移動後有効に活用されているのだろうか。現在の仮説はコロナ禍を経て「場」が変わりつつあるというものである。インターネットによる動画配信の拡充などを通じ、南米ではインターネット動画サイトの普及を通じ、日本文化、アニメやマンガへの興味が高まったことから、現代の日本文化を知る若者への注目が集まっている。コロナ禍以降、また、現代日本の情報が即時的にブラジルでも共有されることとなった。社会環境の変化を経て、ブラジル全土において日系文化施設の活性化がみられ、「現代日本における経験」が重宝されるようになった。こうした「場」の変化についてフィールドワークを通じてデータ収集を行う。