本研究では、子どもの生活環境、学習環境の変化およびその発達面での影響について、ヘルス・リテラシーの観点を取り入れた英語圏各国との比較研究によって、学校および医療機関の対応を調査、探究することをねらいとする。衛生面に関する年齢相応の理解、ふるまい方といった点のみならず、子どもの生活・学習環境の変化、具体的には学校園への通学、通園を想定して、話し合いや協働的な学習活動の実施形態や新たな学習上の課題を検討する必要があることから、学校教育と公衆衛生・医事政策との関連も射程に入れた研究を行う。それらを通して、健康リスク児への対応、また新たな健康リスク回避のための学校園での対応の在り方を明らかにする。
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