研究課題
基盤研究(C)
本研究は保育・教育施設の園庭遊具「砂場」について、その最も基本的な構成要素となる「砂」の粒度分布(砂の粒径と砂分比率)に着目し、砂場の環境改善を具体的に実現するための課題解決を試みる。「砂」の粒度分布と硬化度との関連を測定し、より客観的な数値に基づいた砂場に「適切な砂」の標準化を図るとともに、日本全国における具体的な砂場に「適切な砂」供給の方法を明らかにする。また、砂場環境の改善が、保育内容や保育の質をどのように高め、子どもの発育・発達をどう保障することにつながるかの実証的研究を行う。さらに、砂遊びという、子どもにもっとも身近な自然素材による原初的な遊びの意義と課題を国内外に問うていく。