研究課題
基盤研究(C)
本研究は、限局性学習症のうちの計算能力障害を客観的な指標により早期に発見し、二次障害防止に役立てることを目的とする。頭頂葉機能の一つである視覚構成能力を、Benton three-dimensional block construction testにより客観的に評価し、数概念の発達や小学校低学年での加減の計算能力と比較することにより、頭頂葉機能の一つである視覚構成能力が計算能力障害の指標となりうるか否かを検討する.なりうる場合、脳機能の働きに躓きをもつ限局性学習症の一つである計算能力障害をきたす児を、症状発現前に把握する手段を提供でき、適切な見守りと支援につなげる基盤となりうる.