研究課題
基盤研究(C)
本研究では、現在はXRの教育利用で「何ができるか」ではなく、次を考える段階にあると考える。例えば、無料で利用できるVRのソサエティが普及していながら、日本におけるメタバース校の多くは、生徒側の機材やネット環境の限界からVRゴーグルではなくPCやタブレットで授業を行っている。このような技術的な限界は、理系や技術教育においては大きな問題となるが、民主的議論や社会参画を重視するシティズンシップ教育では本質的な問題ではない。その一方で、VR空間で行われる協働の仕方、実社会とのかかわりなどが大きな問題となってくる。本研究は、このような点に着目して実践上の課題を明らかにするものである。