中学校保健体育科におけるダンス授業の必修化以降、指導する教員の指導不安や、指導内容の曖昧さなどの課題が未だ解決せず、ダンス授業の在り方には検討・改善の余地がある。特に、ダンスの学習目標と評価の結びつきをどのように捉えるべきか、またどのように評価にあたるべきか、経験豊富な教員の視点から明確に示す必要があると考える。 本研究では、我が国の中学校のダンス授業の実施状況を踏まえ、教員がダンス授業の学習目標をどのように捉え成績評価にあたっているかを把握することを目的とする。ダンス指導経験が豊富な教員への調査をもとに、現在の中学校教員が直面しているダンス授業の評価の困難さの原因とその解決への道を提示したい。
|