研究課題
基盤研究(C)
先天性難聴児の就労や社会参加は、先天性難聴児に対する人工内耳手術の最終的な目標地点と言える。本研究ではそのために必要な、人工内耳装用児の学齢期後半から若年成人期の社会・情動スキルやQoLの状況を調査し、それに関わる因子を検討する。また、社会資本増強を目的とした難聴児キャンプを実施し開発的介入方法としての有効性を検証する。本研究の成果は、難聴児の社会情動スキルを守りながらインクルーシブ教育を推進するための、人工内耳装用児の早期介入方法やそれに続く教育のエビデンス構築および質的改善、学齢期後半の開発的介入方法の解明に寄与することが期待される。