研究課題
基盤研究(C)
これまで発達性ディスレクシアに視覚情報処理の欠陥が関与することが報告されているが、それらが単位換算など、読み書き以外の領域にどのように影響するのか明らかになっていなかった。本研究では、数字列にも同様に視覚情報処理の欠陥が影響するか実験を行い、文字列と数字列の処理の共通点について検討する。数字列に特異的な処理についても焦点を当てる。10より大きい数の処理を児童がどのように発達させるか、これまで明らかになっていなかった。10をまとまりとして捉える指導が2桁の計算にどのように影響するか介入研究を実施し、発達過程を検討する。これらの研究を踏まえて文字列と数字列の処理に関する統合モデルの作成を行う。