研究課題
基盤研究(C)
現代の家庭生活に,スマートスピーカーのように音声をインタフェースとする機械が普及しつつある。このとき大人たちは会話するテクノロジーをどのように受容するのか。現代の日本社会で0歳から12歳の子どもを育てる家庭を対象として,スマートスピーカーをはじめとする声で操作する道具としてどのようなものが普及しているのか,そうした道具が家庭に持ち込まれた際に,家族の生活実践や子どものコミュニケーション能力はどのような影響を受けるのかを明らかにする。大規模な質問紙調査で全国的な状況を量的に把握すると共に,少数の家庭を対象として撮影された映像に基づく観察調査でテクノロジー使用の実態を質的に詳らかにする。