研究課題
基盤研究(C)
日本においては遺伝医療の普及が進んでいるが、アジアでは国による格差がとても大きい。特にカンボジアでは内戦により多くの良識者を喪失し、現在でも海外支援に頼るところが大きい。乳幼児の早期死亡は改善され、次なる問題は先天性疾患を持つ子供たちと予測され、保健医療分野で遺伝カウンセリングの概念をカンボジアでも広めていく方策が必要となる。インタビュー及びアンケート調査により、カンボジアの医療職者の遺伝教育に対する認識と必要性について探り、遺伝医療普及の方策と教育ツールを検討し遺伝教育モデルの開発を行うことを目的とする。そして本研究で得られた成果を、アジア全体への遺伝医療の普及の足掛かりとすることを目指す。