研究課題
基盤研究(C)
学習指導要領の改訂によって正しい遺伝概念の習得が危ぶまれる中で、わが国の一般市民の遺伝リテラシーを担保するためにも、中学校で遺伝概念を正しく身に付けることが最も重要であると考え、小学校からの遺伝教育の検討と中学校への接続、理科離れ対策として遺伝学習へのSTEAM教育導入によって課題解決を試みる。小学校の遺伝教育については、諸外国の事例の比較分析からわが国に適した内容を検討しICTも取り入れて教材開発を行う。STEAM教育については、海外の事例を参考にしてわが国独自の遺伝学習を検討する。これらの内容を関連分野の学会で発信して議論し、得られた知見を基に、新規遺伝教材や遺伝教育課程のモデルを考案する。