研究課題
基盤研究(C)
青年期の自己制御は非行や抑うつなどの臨床的課題と関連し、成人期以降のwell-beingにとって重要である。本研究は、小学5年生から中学1年生の子どもとその保護者に縦断調査を行い、第一に児童期後期から青年期前期の自己制御の発達の軌跡を多面的(認知、行動、感情)に明らかにする。第二に、中学生時期の自己制御の発達と適応を、小学校高学年の余暇活動の変数から明らかにする。本研究は青年の自己制御の発達を支える社会文化的要因を探ることを通して、子どもの発達とその支援の方策に新たな知見を提供し、生涯にわたるwell-beingに貢献する。