研究課題
基盤研究(C)
本研究は、乳児の発達研究を踏まえて、障害が重度な子どもに対する対人的かかわりの充実をめざして以下の2点を検討する研究である。(1)覚醒行動、注意焦点化(定位反応、注視)、注意持続、注意追随などの行動チェックリスト(「二項関係形成チェックリスト」)について、それを活用して発達評価を実施し、縦断的な発達初期の行動を評価する。(2)重症心身障害の場合、コミュニケーションの発達水準は6か月前後の場合が多く、二項関係関連行動の発達変化が重要になる。これらに焦点を当てた支援者との相互交渉の変化を分析し、段階的働きかけの効果を検討し行動支援のモデルを検討する。