低学年児童の顕在・潜在的自尊感情のメカニズムと教育方法の解明

• 研究課題/領域番号: 25K06839
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分10030:臨床心理学関連
• 研究機関: 中村学園大学
• 研究代表者: 野口 太輔 中村学園大学, 教育学部, 講師 (40966321)
• 研究分担者: 横嶋 敬行 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 助教 (90909631)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 潜在的自尊感情 / 顕在的自尊感情 / 小学校低学年児童 / 心理教育

研究開始時の研究の概要

成人期の研究では，顕在的自尊感情（Explicit Self-Esteem: 以下，ESE）と潜在的自尊感情（Implicit Self-Esteem: 以下，ISE）の不一致が大きいと，精神的健康と社会的適応に負の影響が出ることが明らかにされている。しかし，児童期の研究は少なく，低学年児童については未解明である。本研究では，1～3年生児童を対象に，ESEとISEの不一致と精神的健康及び社会的適応との関連を解明するとともに，ESEとISEの双方を育む教育方法を明らかにする。本研究の成果は，自尊感情教育を発展させ，自尊感情の歪みが原因となるいじめや不登校等の諸問題の軽減に貢献できると期待される。