研究課題
基盤研究(C)
本研究は,認知機能検査を用い,アルツハイマー病,レビー小体病,前頭側頭型認知症の鑑別を試みる。また高次脳機能を司る前頭側頭葉機能の障害は,日常的な行動の変化,つまり症候学的変化が先行する。本研究では,Kerteszら(1997,2000,2003)によって作成された前頭側頭葉機能の症候学的評価を行えるFrontal Behavioral Inventory(FBI)を用い,FBIの我が国における信頼性・妥当性について検討を行い,FBIで評定した症候学的変化が既存の認知機能検査とどのような関連があるかについて検討を行う。