研究課題
基盤研究(C)
本研究ではイギリスで開発された初期の認知症の診断後支援プログラム「認知症とともによく生きるコース(LivDem)」およびその家族版(LivDem Family)を日本に導入し,おもに若年性認知症当事者を対象とする単一事例実験デザインに基づく事例検討およびRCTを用いた効果評価研究への取り組みを通して,診断初期の認知症当事者(とその介護者である家族)が認知症についてお互いに語りあうことによる心理的な意義について検討することを主な目的とする。この取り組みを通して,認知症と診断された当事者が「認知症とともによく生きる」ことはどのように可能かについて検討を行う。