研究課題
基盤研究(C)
本研究では、自由に経路を選択できる状況として観光場面に着目し、スマートフォン地図や紙地図に加えて、「移動中に地図が存在すること自体」が移動者の認知・感性・意思決定に与える影響を明らかにすることを目的とする。指定された経路に沿った移動ではなく、自ら経路を選択する判断過程も含めた心的プロセス(以下「自由移動」)として観光場面を捉え、空間に対する記憶、感性評価、意思決定の3側面から総合的に分析を行う。具体的には、自由移動における地図の種類や存在が、認知や感性に与える短期的・長期的影響を明らかにする。