研究課題
基盤研究(C)
階数32の極限的ユニモジュラー偶格子は枠を持ち, その枠の集合に自己同型群のある部分群が推移的に作用する. これを用いて自己同型群の生成元が決定できる. この枠の類似物を正則VOAに導入, またユニモジュラー偶格子において枠の一般化を行い,これらを調査する. まずはKoch-Venkovらによって調べられた階数32のユニモジュラー偶格子とそれから構成される正則VOAの自己同型群の生成元を明らかにする. その生成元を用いて正則VOAの固定点を計算しS6級となるか調査する.