研究課題
基盤研究(C)
位相空間に前順序と呼ばれる二項関係を付加した前順序位相空間における連続増加関数の拡張問題を扱う. Nachbinらの古典的な結果は, 経済学をはじめとする多くの分野で応用されている一方で, 位相空間論におけるいくつかの定理については増加関数版が成り立つかどうかは未解決である. 本研究では, 証明において新たな精密な構成手法を適用することでこの問題の解決を図り, 選好理論への応用を目指す.