研究開始時の研究の概要 |
4次元多様体は0ハンドル, 1ハンドル, 2ハンドル, 3ハンドル, 4ハンドルと呼ばれるもので分解される. 閉4次元多様体が1,3ハンドルを持たなければ単連結であることが従うが, その逆, つまり単連結な閉4次元多様体が1,3ハンドルを持たないかどうかは未解決問題である. Lefschetz fibrationという構造をもつ4次元多様体に対し, この未解決問題が成り立つかどうかを調べていく. また, Lefschetz fibrationの構造をもつ4次元多様体を写像類群を用いて大量に構成し, その4次元多様体の2種類の不変量の分布を調べたり, ファイバー和分解不可能性について調べる.
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