研究課題
基盤研究(C)
この研究は,数学におけるさまざまな定理の弱い算術体系における証明可能性を考察するものである.とくに線形代数学で用いられる行列式や階数などは,高速なアルゴリズムの存在が知られているが,そのようなアルゴリズムからそれらの性質が導かれるか,という問題の多くは未解決であり,その解決がこの研究のひとつの目標となる.さらに,線形代数学を用いて証明されるさまざまな数学の定理の証明可能性についても考察する.