大規模シミュレーションに耐えうる小さい擬似乱数生成法の研究

• 研究課題/領域番号: 25K07132
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分12040:応用数学および統計数学関連
• 研究機関: 愛媛大学
• 研究代表者: 原本 博史 愛媛大学, データサイエンスセンター, 教授 (40511324)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2029年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2028年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2027年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 擬似乱数 / 並列計算 / 有限体

研究開始時の研究の概要

近年の擬似乱数生成法に対する要請として、並列計算環境下での性能評価が重要になりつつある。これは多コア化・多スレッド化による性能向上が一般的になり、擬似乱数生成法単独での高性能化に加え、並列に乱数列を生成させた場合に乱数の重複使用や相関を避けることが望まれていることによる。
この研究課題では、並列計算環境に適するようにパラメータを豊富に持ちうる小さい擬似乱数生成法で、既存研究と同程度の生成速度と乱数性を達成するものの開発を目指す。特に代数アルゴリズムの進展に着目した効率的な生成法の実現と、近年擬似乱数研究で軽視されつつある理論指標最適化を再度見直すことで、これまで以上の統計的性質の向上を目指す。