研究課題
基盤研究(C)
量子コンピュータや量子センサなどの高度に量子状態を制御する量子技術の応用が注目されている.これらの技術の基本は,量子系の精密な制御である.精密な制御のためには,量子エラー訂正とともに,個々の量子ゲートを動的に補正してよりエラーの影響を受け難い量子ゲートを実現する手法(Dynamically Corrected Quantum Gate = DCQG)が重要で ある.DCQG を構成するには,通常エラーの効果を級数展開して,その係数をゼロにするように量子ゲートを構成する.本研究では,量子ゲートの構成とエラーの係数の関係を幾何学を用いて調べ,図形的にDCQG を構成する方法を開発する.