研究課題
基盤研究(C)
「中性子星という超高密度環境ではどのような相が実現しているのか?」と「ハッブル定数の食い違い問題はどう解決されるか?」という「問い」に対して、重力波を用いた新しい探究方法を提案し、実データ解析へ応用する。特に、(A) 状態方程式の推定、(B) ハッブル定数の推定という2つの目的を設定する。目的(A)の達成のために、(a-1) 潮汐効果の重力波解析、(a-2) 大質量中性子星起源の重力波解析、を行う。目的(B)の達成のために、(b-1) 重力波を用いた赤方偏移の推定、(b-2) 複数の信号を組合せたハッブル定数の推定、を行う。強い相互作用の相図の理解およびハッブル定数問題の解決に貢献する。